仕事を辞めて大学に行ってはいけない
仕事を辞めて大学に来る人が、どの学部・学年にも一定数存在する。
完全に働かない人もいれば、派遣社員になって、正社員時代より時間の余裕を持とうとする。
退職してから入学する人もいるし、入学後に両立が苦しくなって仕事を辞める人もいる。
そういう人は、真面目で努力家で成績優秀者が多い。
悪いことは言わない。
30代以上の単身者は、大学進学のために仕事を辞めてはいけない。
みんながよく勘違いしているのが「努力は報われる」と思っていること。
この年齢で大学を卒業したという努力が認められて、転職に成功すると考えている場合が多い。
でも、よく考えてみてほしい。
一般的には20代前半で大学を卒業し、新卒として企業に就職しているわけだ。
30代以降になってから卒業したとして、遅ればせながら学歴の上でその人たちと同じ位置に立てただけで優位になるわけじゃない。
たとえ努力が認められたとしても、それと企業の採用は別の話だ。
中途採用で認められるのは努力ではなくて、今までの仕事の経験や成果だから。
仕事を辞める人たちは、みんなそれがわかっているはずなのに見ないふりをしている。
退職して学業に専念した人の中で転職に成功しているのは、社会人としてある程度の結果を入学前に出していた人ばかりだ。
仕事から逃げるための言い訳を、学業にしちゃいけない。
でも、仕事からの現実逃避として、大学と仕事を両立するのは、ちょっとだけおすすめできるかな。
不思議なもので、大学での経験が仕事に良い影響を及ぼしてくれる。面白いくらいに。
これはわたしの経験談。笑