社会人大学院生になりたいアラフォー会社員の記録

社会人大学院生になりたいアラフォー会社員の記録。仕事をしながら通信制短大を卒業後、大学夜間(二部)に進学。2016年3月大学を卒業し、科目等履修生になりました。

学力への不安と、短大への出願書類

わたしの学力で大学の勉強についていけるのか。
こればっかりは考えていてもわからないので、次の週末に思い切って大学に行ってみた。
対応してくれた40代後半くらいの男性職員の方に、「ほんっっとうに、びっくりするくらい勉強ができないんですけど、ついていけますか?」くらいのアホな質問をした気がする。
職員の方は聞かれ慣れているのか、表情を変えずに短大から始めたらいいと勧めてくれた。
短大で修得した単位は、系列の大学に3年次編入すればほぼすべて単位認定される。短大で勉強してみて続けられそうなら、大学に編入すればよいと。
テキストも見せてもらって、勉強に対する不安はかなり解消された。

……が、問題は別のところにあった。

出願には出身高校の卒業証明書が必要になる。それなのに、卒業してすぐに廃校になっていたことが判明したのだ。
慌てて短大に問い合わせたところ、管轄の教育委員会であれば情報を引き継いでいるかもしれないと教えてもらえた。
すぐに教育委員会の電話番号を調べて電話をかける。
幾つかの部署に電話を回され、転送音と保留音が流れ続けた。曲が何回転かして聞き飽きた頃にやっと担当の方が出てくれたが、今度は方言が強すぎて何を言っているのかがさっぱり聞き取れなかった。いや、わたしが東京に慣れ過ぎて、方言を忘れてしまっていただけなのかも。
とりあえず、経営母体が残っていればそこで証明書を発行してくれるらしいと分かったので、母体である専門学校を調べてまた電話をかけた。

電話に出てくれた女性に経緯を説明すると「高校なんてありましたっけ?」と不審そうに返された。
いやいやいやいや、そんなこと言われても高校ありましたってばと、女性が折れるまで延々と説明を続けた。
ついに女性が根負けして、とりあえず調べてくれることになった。ただ、10年以上も前のことなので期待しないでほしい、そのかわり、記録を見つけられたらすぐに送付する、申請書や手数料はその後でいいとのことだった。
わたしのアホっぷりは、ここで本領を発揮してくれた。
必要な証明書は何かと聞かれて「成績証明書」と伝えてしまったのだ。

それに気づいたのは、証明書が届いた時だった。
願書の締め切りまでもう日がない。
情けない気持ちでいっぱいになりながら、もう一度、専門学校に電話をかけた。
その日対応してくれたのは、学生だった時の校長先生だった。
専門学校の理事長になっていた校長先生は、電話を切る間際に「昔から頑張り屋さんだったものね」と言ってくれた。

電話を切った後、会社の非常階段で泣いた。
なんで泣けてきたのか、あの時も、いまも、わからない。

卒業証明書が翌日速達で届き、出願に必要な書類はすべてそろった。

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